この本は、滋賀県に住む中学生の成瀬あかりが、自分のやりたいことに全力で取り組む青春小説です。
成瀬は、西武大津店の閉店を阻止しようとしたり、漫才コンビを組んでM-1に挑戦したり、高校ではかるた班で全国出場を目指したりと、奇想天外なことに挑戦します。
成瀬の周りには、幼馴染の島崎みゆきや、成瀬に想いを寄せる西浦君など、個性的な仲間たちがいます。
成瀬の行動は、時には周りを巻き込んだり、トラブルを起こしたりしますが、成瀬の真っ直ぐで不器用な魅力に惹かれていきます。
この本の感想としては、とても楽しくて元気が出る本だと思います。
成瀬は、自分のやりたいことに素直で、周りに流されない強さと信念を持っています。それは、人の魅力を決める自分らしさだと思います。
成瀬の生き方は、読んでいる人にも勇気や希望を与えてくれます。また、滋賀県のローカルネタがたくさん出てくるので、地元民には親近感が湧くと思います。
私は滋賀県に住んでいないので、分からないこともありましたが、それでも成瀬の冒険に引き込まれました。続編も読んでみたいと思います。
