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苺飴には毒がある

苺飴には毒があるは、砂村かいりさんの青春小説です。主人公の寿美子は、幼なじみのれいちゃんという毒友との関係に悩みながら、自分の夢や恋を追い求める物語です。

 

毒友とは、毒にしかならないのに、情があって離れられない友達のことです。寿美子は、れいちゃんの悪口や嫉妬に耐えながら、文芸部で小説を書いたり、浪岡兄妹と仲良くなったりします。しかし、れいちゃんとの関係は次第に破綻していきます。

この本の感想としては、私は以下のように思いました。

この本は、思春期の女子の友情や恋愛の複雑さをリアルに描いていて、読んでいて辛い気持ちになりました。寿美子の我慢や不安、れいちゃんの妬みや毒、浪岡兄妹の優しさや魅力など、登場人物の感情が伝わってきました。

 


この本は、自分の心に正直になることや、自分に合う友達を選ぶことの大切さを教えてくれると思いました。寿美子は、れいちゃんとの関係を断ち切ることで、自分の夢や恋を叶えることができました。それは、自分の価値観や幸せを見つけることだと思いました。

 


この本は、砂村かいりさんの他の作品と比べても、毒の量が多いと感じます。しかし、それは現実の中高生の世界を正直に描いたからだと思いました。私も同じような経験があるので、共感できる部分も多かったです。