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黒い家

黒い家は、貴志祐介さんのホラー小説です。生命保険会社の社員が、顧客の子供の首吊り死体を発見したことから始まる恐ろしい物語です。サイコパスの犯人との対決や、保険業界の闇などが描かれています。第4回日本ホラー小説大賞を受賞した作品です。

 



私はこの本を読んで、とても怖かったです。人間の暗黒面や悪意に対する恐怖感が伝わってきました。特に、黒い家への潜入や、弁当の数が足りないという場面は、息をのむほど緊迫していました。作者の社会への警鐘やメッセージも感じられました。ホラーとしてだけでなく、サスペンスやミステリーとしても楽しめる一冊だと思います。ただ、自閉症に関する記述は、現在の知見とは異なるので、注意が必要かもしれません。