本好き漫画好きの読書ブログ

読んだ本の感想やおすすめを紹介するブログです。本の紹介もしています。

燃える波

この本は、インテリアスタイリストとして活躍する帆奈美が、夫の隆一の浮気をきっかけに、自分の人生を見直す過程を描いた小説です。

帆奈美は、夫との関係が冷え切っていることに不満を抱えながらも、仕事に打ち込んでいました。しかし、ある日、夫のスマホに浮気相手からのメッセージが届いたことを目撃し、ショックを受けます。

夫は、浮気相手が妊娠したと告げて家を出て行きます。帆奈美は、夫の裏切りに怒りと悲しみを感じながらも、自分の仕事に誇りを持ち、自立しようと決意します。



そんなとき、帆奈美は、中学時代の同級生でカメラマンの澤田と再会します。澤田は、帆奈美にずっと想いを寄せていたことを告白し、彼女を支えようとします。

帆奈女は、澤田の優しさに惹かれながらも、夫との離婚が成立するまでは恋愛はしないと決めていました。しかし、夫との離婚調停が長引く中、帆奈美と澤田は、海外での仕事を通じて親密になり、ついに愛を確かめ合います。



一方、夫の隆一は、浮気相手との生活に幸せを感じていましたが、次第に彼女のわがままや浅はかさに嫌気がさします。また、帆奈美の仕事が成功し、人気が上がることに嫉妬し、自分の人生が失敗だと思い始めます。夫は、帆奈美に復縁を迫りますが、彼女はすでに澤田と幸せになっていることを知ります。夫は、帆奈美のラジオ番組に乱入し、暴言を吐きますが、帆奈美は、夫に対して自分の気持ちをはっきりと伝え、決別します。帆奈美は、澤田と新しい人生を歩み始めます。



私は、この本から多くのことを学びました。特に、印象に残ったのは、以下の二つの言葉です。

「自分の人生は自分で切り開くものだ。誰かに頼るのではなく、自分の力で生きていく。それが自立ということだ。」


「人は変われる。過去に縛られず、未来に向かって進むことができる。それが成長ということだ。」

 


これらの言葉は、私にとってとても勇気づけられるものでした。私は、自分の人生を自分の責任で切り開くことができると信じるようになりました。私は、自分の人生を変えることができるようになりたいと思いました。



この本は、夫婦の危機と再生を描いたドラマチックな物語だと思います。帆奈美の夫との修羅場や、澤田との恋愛は、読者の感情を揺さぶります。帆奈美の仕事の場面は、彼女の才能や努力が伝わってきます。帆奈美の周りの人々は、彼女を励まし、応援し、影響を与えます。

 

 

 

極上の孤独

この本は、孤独を愛する著者が、自分の人生経験や思考をもとに、孤独の意義や効用を語るエッセイです。

著者は、孤独とは一人で生きていく覚悟であり、自分を見つめることであると定義します。

孤独は、淋しさや寂しさとは異なり、自分の内面から光り輝く品性を養うための大切な過程だと主張します。また、孤独は自由で満足感のあるものであるとともに、自分の決断や責任に耐える力を要するものでもあります。

 

著者は、自分の孤独を楽しむ方法や、周囲の人との付き合い方、人生の節目における孤独の役割などについて、率直に語っています。



私は、この本を読んで、孤独に対する考え方が変わりました。

私は、孤独は悪いものであり、避けるべきものだと思っていました。しかし、この本を読んで、孤独は自分の人生を豊かにするものであり、選ぶべきものだと気づきました。孤独は、自分の価値観や方向性を見つけるための時間であり、自分の心の声に耳を傾けるための時間であり、自分の存在を確かめるための時間であると感じました。孤独は、他者との関係に依存しない自立した人間になるための条件であると思いました。



私は、この本から多くのことを学びました。特に、印象に残ったのは、以下の二つの言葉です。



「孤独とは、思い切り自由なものだ。誰も気にする必要はなく、自由で満足感はあるものの、その時間をどう過ごすかの全責任は自分にある。誰も助けてくれる人はいない。」


「自分を作るためには、孤独の時間を持ち、他人にわずらわされない価値観を少しずつ積み上げていく以外に方法はないのだ。」


これらの言葉は、私にとってとても勇気づけられるものでした。私は、自分の孤独を恐れずに、自分の人生を自分の責任で切り開くことができると信じるようになりました。私は、自分の孤独を楽しむことができるようになりたいと思いました。



この本は、孤独を愛する人にも、孤独を恐れる人にも、おすすめの本だと思います。孤独を極上のものとして捉えることができれば、人生はもっと素敵なものになるのではないでしょうか。私は、この本に出会えてよかったと心から感謝しています。

 

 

 

反撃のコード いじめ返し

 

 

 

 

本の概要

この物語は主人公、琴音がいじめに遭遇し、それにどのように対処するかを描いています。琴音は当初、美月というクラスメイトからのいじめにどう対策すべきかを見つけられずにいました。しかし、自分自身を守るためには自分自身で立ち向かう必要があるという強い決意を持つようになります。

 

琴音は自分自身の感情を理解し、それをどのように扱うべきかを見つけ出します。そして、自分が正しいと思う行動を取ることを選び、自分自身を守るための逆襲を計画します。その結果、彼女は自分自身をいじめから守ることができ、自分自身の力を信じて前に進むことを選びます。

 

一方、琴音の行動はクラス全体に影響を与え、彼らも自分たちの行動を見つめ直す機会を得ます。彼らは自分たちが琴音に対してどのように行動してきたかを反省し、自分たちの感情を理解し、それをどのように扱うべきかを見つけることを学びます。そして、彼らもまた、自分たちの行動を見つめ直し、新たな道を歩み始めます。

 

物語は、琴音と彼女を取り巻く人々が新たな絆を築き、それぞれが成長し、共に新たな道を歩んでいく様子で終わります。それぞれが自分自身と向き合い、自分の感情を理解し、それをどのように扱うべきかを見つけていく過程が描かれています。

 

 

私のKindle本第二弾です♡

medium 霊媒探偵城塚翡翠

**『medium 霊媒探偵城塚翡翠』**は、相沢沙呼さんによる興味深いミステリー小説です。この作品は、霊媒の力を持つ城塚翡翠と推理作家の香月史郎が共同で難事件を解決する物語です。

翡翠さんは死者を視ることができ、その特異な能力を活かして事件の真相に迫ります。一方、香月史郎は論理的な証明を求める推理作家として、翡翠さんの霊的な視点と組み合わせて事件を解決します。

この作品は、緻密なトリックや小細工が霊媒の力によって無意味になるという興味深いプロットを持っています。最後まで読むことで印象がガラリと変わる展開があり、読者を驚かせます。

翡翠さんはちょっとあざといですが、可愛らしさとキャラクターの魅力が楽しめる作品です。ただし、これはキャラ重視のライトなミステリーであり、他の名作とは一線を画すものと言えるでしょう。

最終章では驚きの展開が待っており、作者の思うツボに完全にハマった感じがします。ミステリーランキングでの評価も納得です。

この作品は、どんでん返しを期待するのではなく、推理の面白さを楽しむことをおすすめします

 

 

 

迷宮の記憶

私の初の出版本です✨

 

 

 

本の概要

一人の若者が自身の過去と直面し、混乱と困難の迷宮からの脱出を試みる物語です。

 

主人公は、ある日突然、謎の洋館に閉じ込められてしまいます。洋館の中には、彼の記憶の片隅に存在する過去の出来事に関連するさまざまな手がかりや謎が散りばめられています。彼は自身の記憶を頼りに、洋館の謎を解き明かし、出口を見つけ出すための旅を始めます。

 

物語は、主人公が自身の過去の出来事を掘り起こし、洋館の謎を解き明かしていく過程を描いています。彼は自身の恐怖と直面し、困難を乗り越えていくことで、自身の過去と向き合う勇気を得ていきます。

 

この物語は、自己と向き合う勇気、困難を乗り越える力、そして人生の旅路における自己成長の重要性を描いています。主人公が「迷宮の記憶」から「闇からの脱出」へと進む過程を通じて、読者は人生の困難を乗り越えるための勇気と力を得ることができます。

 

殺戮にいたる病

殺戮にいたる病は、我孫子武丸のホラー・ミステリー小説です。

 

東京で連続殺人を犯すサイコパスの蒲生稔と、彼に関わる人々の運命を描いています。この本は、読者の思い込みを利用した叙述トリックで有名で、最後のページで衝撃的などんでん返しがあります。

 

グロテスクな描写や性的なシーンも多く、読むのに覚悟が必要ですが、犯人の心理や時代の闇を鮮やかに描いた傑作だと思います。

 



私の感想は、この本は非常に恐ろしくて衝撃的でした。最初はただの猟奇殺人小説だと思っていましたが、最後の真相を知ってからは、全く違う視点で読み直す必要がありました。

 

作者の技巧やメッセージに感心しましたが、同時に不快感や悲しみも感じました。この本は、人間の愛や欲望、狂気や罪の本質について考えさせられる作品だと思います。

 

 

 

 

黒い家

黒い家は、貴志祐介さんのホラー小説です。生命保険会社の社員が、顧客の子供の首吊り死体を発見したことから始まる恐ろしい物語です。サイコパスの犯人との対決や、保険業界の闇などが描かれています。第4回日本ホラー小説大賞を受賞した作品です。

 



私はこの本を読んで、とても怖かったです。人間の暗黒面や悪意に対する恐怖感が伝わってきました。特に、黒い家への潜入や、弁当の数が足りないという場面は、息をのむほど緊迫していました。作者の社会への警鐘やメッセージも感じられました。ホラーとしてだけでなく、サスペンスやミステリーとしても楽しめる一冊だと思います。ただ、自閉症に関する記述は、現在の知見とは異なるので、注意が必要かもしれません。